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2009/11/09

JISに基づく機械設計製図便覧 他 雑感

理工学社から出版されている便覧が当方は59刷と114刷を保管している。規格関係では、ほかに2006年発行のJISハンドブック{機械要素}{鉄鋼}などを揃えている。古いデータが生きるのでむやみと廃却処分するわけにはゆかない。今でも、神田の古本街を歩いて回ったりしているほどです。先のスパナのデータの原本はその中にあった。記されている内容をどこまで公開できるかいつも悩むが、基本的な事項であれば著作権の問題は科学技術の進展の邪魔をしていることもありうるという認識を持つ。例えば工作機械で40年近い昔の旋盤に関する当時の先進的な記述などは現代の技術水準から眺めると、現在では、ほとんど原理の説明に見えてしまう。現代では、その原理的な説明が重要なのに無視されてより詳細な事柄をくどく説明する著作文献が多すぎるように思う。当時の技術データを求めるとき最新の大規模な図書館でも適わず、神田の古本街を歩く羽目になるのはちょっと不思議に思える。尚、スパナに関する不明データは当方所有の工具(セット所有)を計測したりしています。この労力はやはり利用者からコスト負担を求めたく思ったりします。

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