2008年12月7日日曜日

歯形係数の検証(2)


しばらく歯形係数の検証に専念しました。この作業は休日でないと集中できないので、とにかく今日中に終わらせないとVectorへの登録が週間単位で遅れるのであせりさえ覚えます。最大のポイントはJGMA6101-02(2007)掲載のデータとの照合で、プログラムコードを見直し、数回ものチェックを通し、それでも画像のように誤差が消えない。実際にはこれでも充分に強度計算に適応させるには許容範囲に入るのですが、本来は完全に一致しなければならない筈のものです。次のソフトウエア開発の予定もあるので、この辺で検証作業を切り上げます。これから一週間かけてVectorへの登録手続きに入れるようにソフトの体裁を整えることになります。尚、複合歯形係数はJGMA6101-02(2007)から適用される係数で、歯元のRの状態を加味する重要な係数です。尚当方のソフトウエアはJGMA6101-02(2007)記載の数式は、画像のデータ範囲において、一切利用していません。当方独自のの工夫でJGMA6101-02(2007)の規格の定義に合わせて計算されたものであることを記しておきます。誤差の発生要因は3次スプライン補間法の採用にあります。しかし、CAD出力値との比較ではJGMA6101-02(2007)の数値は完全に一致しなければいけない筈なのです。歯のデータは 歯数 20、転位係数 0.2 工具歯先R係数 3.785 モジュール 5(今、気がついた、JGMA6101-02(2007)はR係数は0.38になっている・・・。こんなの規格説明で丸めるのか(怒!))。この新規格は大筋ISOに沿っていますが、各種の係数処理でISOとの差異があります。尚、工具歯先R係数の差異は、JGMA6101-02(2007)の説明書に従ってコンピュータで計算させるとr=0.375とr=0.38では歯形の差異を生ずること、数値による差異だけでなく桁数による内部計算処理で桁落ちなどによる誤差も発生します。各種係数の選定には曲げ強さ関係JGMA6101-02(2007)、歯面強さ関係ではJGMA6102-01(1989)各3000円 をご購入されて調べてください。これらの資料によってはすば歯車への適用も可能になります。当方のソフトは計算で求めることの困難さを解決する手段としてご利用ください。尚、歯元の曲線部を円弧Rで置き換えるのは論外で計算の対象にすらなりません。
追記)文中誤りがあったので訂正しました。工具歯先Rの値が変わると歯元曲線部の形状も変化します。

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