2008年9月19日金曜日

平歯車の計算 補足(その2)

追記)2015.01.30
   下記に歯車ソフトの最新のバックラッシ加工状態の説明があります。
  http://m-sudo.blogspot.jp/2013/12/blog-post_29.html
本文の補足ですが、バックラッシ加工歯車と転位歯車の差異は、歯たけがホブの食い込み量増加すること。歯車外径は共通。噛み合う2つの歯車間の中心距離は変化しない。この事につきます。

平歯車のバックラッシについて以前補足で考え方を記したが、今、読み返してみると相当に読みがたい文章と思う。転位歯車の文字を含めたためです。当方の歯車ソフトの利用方法の説明を加えて、少し、言い換えてみます。
1)バックラッシは一般的にはホブの食込み量を標準位置よりも増やして加工することによって得る。(ホブの食込み量を標準位置よりも増やして加工する場合の)この食込み量は歯車の加工と言う意味において転位歯車の転位量と同じ考え方である。
2)転位歯車と異なるのは中心距離の変化がないということ。歯車間の中心距離は標準歯車と変わりない状態で利用するのがバックラッシ対応の歯車。
3)従って、歯形形状は当方のソフトではバックラッシ量Δxを噛合う二つの歯車間で均等に分配して得るものとするとき、
((-1)*(バックラッシ量Δx)/(4*SIN(α))/モジュール
を転位係数に入れ、バックラッシで円弧歯厚を減ずる量を0として、計算を実行します。その結果で得られたバックラッシゼロ状態での一枚歯歯形及び全歯形がバックラッシ対応の歯形になります。その計算結果表示のなかでは噛みあい圧力角と中心距離の数値は無効になることに注意してください。(噛みあい圧力角は20°、中心間距離はモジュール*(Z1+Z2)/2 となります)
尚、相手歯車を標準歯車として所定のバックラッシを得る場合は、
((-1)*(バックラッシ量Δx)/(2*SIN(α))/モジュール
を転位係数に入れて計算します。
4)またぎ歯厚許容値、オーバピン許容値は上記操作での計算ソフト出力値が活きます。
5)中心距離寸法差上限値、下限値は適切な数値を記載してよい。(この数値は活きます)
6)(ホブの食込み量を標準位置よりも増やして加工する場合の)かみ合い状態での描画は将来考慮します。
7)ワイヤーカット、CNC加工機(歯切り盤を除く)での加工の場合は、上記操作は必要なくて、当方のソフト本来の利用方法で十分です。

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